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業界ニュース

タンノイが、シカゴのAxponaで「Stirling ⅢLZ Special Edition」を発表。

TANNOY(タンノイ)は、1961年に発売された10インチデュアルコンセントリック「ⅢLZ」への精神的回帰となる「Stirling」のスペシャルエディションモデル「Stirling ⅢLZ Special Edition」をアメリカ、シカゴのAxpona(Audio Expo North America)で発表した。2023年夏に英国から全世界に向けて出荷され、日本には秋以降に入荷の予定という。

画像1: タンノイが、シカゴのAxponaで「Stirling ⅢLZ Special Edition」を発表。10インチ・ゴールドリファレンス・デュアルコンセントリックを搭載する

●スピーカーシステム:Stirling ⅢLZ Special Edition

 Stirling ⅢLZ Special Editionは、アーティストが意図した通りの音楽を再生することを追求して設計された。1960年代から家庭用モニターとして賞賛された銘機モニターレッド「ⅢLZ」の系譜に連なるスピーカーとなる。

 ドライバーのコーン中心にトゥイーターを一体化させた、大型アルニコマグネットALCOMAX-III/コンプレッションホーン搭載のデュアルコンセントリック(同軸2ウェイ)ドライバーを採用。ウーファーとトゥイーターが同一軸上に配置されることで、すべての周波数帯域が1点から放射される、点音源再生を実現、幅広いリスニングエリアにおいて、優れた位相特性を実現している。

 音質を部屋の特性に合わせて調整できるよう、スピーカー前面には、2つのエナジーコントロールシステムが搭載されている。壁やコーナーに近づけて設置した場合でも優れた音響特性が実現できるよう、バスレフポートはスピーカー前面に装備する。

 エンクロージャー内部はブレーシング(添木)を多用して剛性を高め、ドライバーユニットの固定はバッフル面のみならず、ユニット背面を特性の異なる複数の素材を組み合わせたDMT(Differential Material Technology)特殊樹脂を介して、内部ブレーシングに固定している。

画像2: タンノイが、シカゴのAxponaで「Stirling ⅢLZ Special Edition」を発表。10インチ・ゴールドリファレンス・デュアルコンセントリックを搭載する

「Stirling ⅢLZ Special Edition」の主なスペック

●「ⅢLZ」への精神的回帰となるPrestige GR(ゴールドリファレンス)Stirlingの特別エディション
●アルニコマグネットALCOMAX-III/コンプレッションHFドライバー仕様の10インチ・ゴールドリファレンス・デュアルコンセントリック搭載
●クルトミューラー社特製10インチ・ウーファーコーン
●ツインロールハードエッジサラウンド
●位機種同様、TREBLE ENERGY/TREBLE ROLLOFFの2種類を備えたロックアップ式の高域レベルコントロールと低損失ネットワーク回路
●磁束密度が高く、強力なアルニコ搭載ユニットをしっかりと支えるため、Stirlingをベースにこのモデル専用に新規設計された堅牢なキャビネット
●ウォルナット無垢材/突板仕上げ
●能率93dB/2.83V/1m
●Designed and Engineered in UK。英国伝統のクラフツマンシップ
●専用ウッドワックスを付属

  最終更新:2023/04/19  【印刷】  【キャンセル